アジャイルWSで体験した「学習スタイル、チームワーク」について

昨日、某アジャイルコーチに開催いただけたアジャイルWSに参加してきました。

 

結果、楽しくとても学びのあるWSで、続編があればまた参加したいほどでした。

(参加者満足度は10段階中8-10を、全員が評価。)

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そのWSの内容をシェアしたい気持ちはあるのですが、残念ながら公開NGです。

そのため、「アジャイルWSで体験した学習スタイル、チームワーク」についてシェアしたいと思います。

 

アジャイルとは何?」と言う方はコチラhttps://agilemanifesto.org/iso/ja/manifesto.html
https://agilemanifesto.org/iso/ja/principles.html
https://scrumguides.org/docs/scrumguide/v2020/2020-Scrum-Guide-Japanese.pdf

https://www.ryuzee.com/contents/blog/14559 

 

 

■今回、私がWSに参加して特に感じたのは「能動的」に「参加型」で学習することのメリットでした。

・「間違った発言」などなく「積極的なアクション」として評価される。

・質問するとその回答から新しく派生した知識も学べる。

・ポジティブなFBが多い。

・コミュニケーションが増えて、チームワークが円滑になる。

・ディスカッションして、すぐにより良くカイゼンできる。

・楽しい。成長を感じられる。

・本で得た知識や役割を体験、練習できる。

→百聞も一見にしかず、読むだけなら忘れてしまうことも多い。

 

 

上記はアジャイルで提言された要素です。

とてもポジティブで、チーム単位で成長を促しやすい環境だと思います。

 

■それに対して「従来の日本教育・企業」にギャップを感じるのも事実です。

・ただ教科書、ドキュメントを読んで覚えることが多い。

→理解が浅い、机上の空論で終わる、学んだ内容が活かせていないことがある。

・自分の意見、主張を求められない。

・学校でも、職場でも手を上げない人が多い。

→間違いを指摘されることを恐れている。

→「怒らないから」と言われて発言したのに怒られる。(日本あるある)

・目立たないことが正義。目立たないための術を身につけてしまう。

・失敗は共有せずに隠したい。

・ネガティブな陰口が広まるのが早い。陰口を言うことでの結託力が強い。

・退職理由の1位が「人間関係の悪化」。

 

 

などが、日本人なら誰もが見聞き、体験したことのある要素だと思います。

残念ながら、かけ離れてしまっていますね。

しかし、今回のWSのような心理的安全のある環境は、何もせず努力しないと作り上げられることはありません。

では、両者の溝を埋めるには何が必要なのか。

 

 

■私が、この「心理的安全性」「信頼関係」をつくるために必要と感じた項目

・熟練したファシリテーターアジャイルコーチの存在、学習コスト。

→意図的に学びを得させるために、「わざと失敗させる。と仰っていました。

→緊急度が高ければ「コーチング」でなく「ティーチング」も使い分けるそう。

 

・ポジティブなFBをできる余裕と文化形成。

→日本の低迷した経済成長、最低限の人員しかいない職場は、優しくなれるほどの余裕が得られない一因と考えられる。

→四季と自然災害が多く団結が不可欠だった日本人には、新しい改革を起こそうとするリーダー(異質者)を排除・非難することで団結・安心を得ている側面があると考えている。

など従来の文化を新しく更新していく必要がある。

 

・個々人の理解、共通のゴールに対するモチベーションを持つ人員。

→「従来の日本人」が集まれば、たちまち「誰も発言しない空気」に逆戻りする。

→みんなで「心理的安全性」「信頼関係」を作ろうとする共通認識。

→正解はなく、ディスカッションとカイゼンが素早く求められる。

→少人数制チームのため、1人1人のモチベーションや貢献が大きい。

 

などが挙げられると考えました。

日本にもアジャイルの概念・理解が浸透すると、より早くより良い学習やチームワークを形成できると思います。

今回のような有名なアジャイルコーチを呼ぶことはなかなか難しいですが、小さいながらも輪読会などを開いて、みんなで少しずつ意識改革していくことは可能なことだと感じました。

 

 

 

今回はアジャイルWSの内容ではなく「アジャイルWSで体験した学習スタイル、チームワーク」について、私の感想を書きました。

私自身が行っていた、本を読む、カリキュラムを解くだけでは得られない体験があったからです。

何よりも嬉しかったのは「チームが協力しあって成長していくこと」でした。

また、自身もチームにとって良いアクションを起こせる存在になれるよう、これからも頑張ります。